みなさまこんにちは!
いつも本ブログをご覧頂き有難うございます。
2019年度は2月19日にチャップゴーメー(Chap Goh Meh)と呼ばれる旧正月の最後の日を迎えました。 この日からマレーシア・ペナンの街は赤いランタンや飾り物を外して、通常モードに入ります。 長崎市では毎年ランタンフェスティバルが行われる日です。 こんな時にマレーシアと中国と日本の文化の親近感が出てきますね。
ということで、先日から続いている元旦から旧正月にかけての豪華メニュー。
今回はこんなすごい所に来てしまいました!
磯銀 Isogin Japanese Restaurant
B-1-6 Vantage Building Jalan Desiran Pantai Seri Tanjung Pinang
10470 Tanjung Tokong Penang Malaysia
バンテージビルに入っている、日本人板前さんがプロデュースされるコテコテのお寿司屋さんです。
普段、私のような庶民が気軽に入れるところではないところ。
今日はここのお店の常連様のお誘いもあって、勇気を出して来てみましたよ〜。
緊張しすぎて、店内の写真を撮るのを忘れてしまいましたが。笑
でも、パシャパシャ撮るような雰囲気でもないんですよ。
引き戸を開けると、右手にカウンター席、そして左手にテーブルが数席。
今回は奥の貸切スペースで8人でお邪魔しました。
常連様が「1週間前から特別に事前オーダーされていた、日本からの旬のもの」を今日は頂きに馳せ参じた訳です。
それは、なんと!
ふぐのコース料理!
ふぐと言えば下関が有名で、ふぐ刺しは何度か食べたことがありますが、コースというものはいかに!?
期待で胸の鼓動が止まりません。笑
ということでお通しから来ましたよ〜。
ふぐの煮こごり
お魚の煮汁が冷めた時にゼラチン化するもの。
下の方にふぐの皮が少し入っていて、寒天のように綺麗です。
アートですよ。
こんな手間のかかる綺麗なお料理を眺めているだけで幸せです。
ふぐのサラダ
フグの皮とキャベツの酢の物。
お通しだけで癒されます。
本日スタンバイするのは八海山と黒霧島。
今日はゆっくり行きましょう〜。
フグ刺し
来ましたよ〜。
この薄切りの透明感。
そしてサイドの細ネギ。
だいだいも。
これを酢醤油につけてチビ〜チビ〜といくのです。
ひや〜。
ペナンであることを忘れてしまいます。
店内は日本の料亭の匂いが充満していて、本当に至福のひと時。
ふぐ焼き
ひや〜。
ふぐ焼きなんて食べたことない!
左側にちょこんと付いている柚子胡椒で食べてくださいって。
身はぷっくり。
歯ごたえはチキンの胸肉のような。
癖がなくお酒が進む!
ふぐのから揚げ
これも人生初めてアイテム〜。
ふぐのから揚げとはいかに!?
これはこれは、ハマるお味。
なんというか、噛めば噛むほど味が出るというか。
癖はないけど、癖になる味!
病みつきになりそう!!
そこで!
ひれ酒の登場です。
このエイヒレにバーナーで焼きを入れて、蓋をして。
日本酒にお魚の旨味を閉じ込めて頂きます。
なんとも日本人ならではのツウな飲み方です。
やっぱり日本はサイコーだ!!
和食は世界無形文化遺産ですね!!
世界のどこも真似できない、至極のお料理とお酒の文化を持った誇り高き国ニッポン!!
さあ、ここからが本番なんです。
それは、、、。
フグしゃぶですって〜!!
ジャジャーン。
この厚切りってアリですかー!!??
お野菜もたっぷり入れて。
このお豆腐がそのままじゃなくて、焼き目が付いているのがまた日本ならでは!
この感覚、長らく忘れていました。
そしていざ、土鍋に投入です。
うわ〜。
もう見ているだけでお腹いっぱい。
これに、さっきのふぐの厚切りをしゃぶ、しゃぶ、と2回ほど軽く火に通して頂きました。
シャブると身がほんのりぷっくりと柔らかくなって、もうなんと表現したらいいのか、ふわっと優しくなるんです。
繊細なんですよ。
和食に勝るものなし!
そして和食は奥が深い!
そこで、サプライズで出てきたもの。
大トロにぎり
テーブルは大歓声が湧き上がります。笑
綺麗ーー!
もう、その一言に尽きます。
和食はアート。
マグロさんも、こんなに真剣にアートにしてもらえたら本望ではないでしょうか。
口の中でとろけながらじんわり出てくる脂身。
お腹いっぱいだけど、別腹に入ります。笑
そしてこれも。
ふぐ鍋の卵雑炊
もう無理ですって〜!笑
でも、この雑炊、タイプなヤツ♪
よく、卵をよくかき混ぜないタイプの雑炊あるじゃないですか。
そうじゃなくて、全体均一にたっぷり入った卵。
卵好きにはたまりません♪
いや〜。
上品なダシがたっぷりでこちらも結構食べてしまいました。
お漬物も。
細切りの白菜が綺麗。
そしてトドメはこれでした。
あまおうイチゴ
いやいやいやいや。
福岡のイチゴってこんなに綺麗な色だった?
一口食べてびっくり。
一時、福岡に住んでいたこともありましたが、これは完全に最高級の輸出用ですね。
福岡の地元のスーパーであまおうのこのクラスは見たことがありませんでした。
ペナンにいるのに、福岡でも食べたことのないあまおうをいただけるとは。
今回のこのコース料理は、常連様のお陰です。
磯銀さんではだいたい毎週金曜日に新鮮なネタが入るということですが、こちらのふぐのコースに関しては事前予約マストです。(そりゃそうですね)
また季節ものでもあるので、その時々の旬のネタでお任せでお願いするのも良いかもしれません。
お値段は基本は時価。
その時の為替レートも関係してくるでしょうし、まずお魚に定価はないのでお値段をお伝えするのが難しいのですが、、。
常連様曰く、東京で食べるよりもお得だよ!との事でした。
(*東京で食べるとお一人様5万円くらいだそうです)
いやはや、お正月だけです。
年に一度の庶民の贅沢。
今年も一年、頑張れそうです。
以上、磯銀 ジャパニーズレストランさんのリポートでした。
ボンボーノ@ペナン
(60) 013-497-9778