2017年の東京の夏は、かれこれ一ヶ月近く雨が続いているそうで、夏の暑さが感じられないようですね。 ペナン島は今日も日中の気温は35度。 朝晩は少し肌寒いくらいの、なかなか快適な日々を迎えております。 さて、そんな中、今回は稀少なレストランに行ってきましたよ。 本日おじゃましたお店はこちらでーす!Vintage Bulgaria Restaurant & Bar 1A Jalan Sungai Kelian 11200 Tanjung Bungah Penang Malaysia(地図) Tel 04-898-1890 タンジュンブンガのヒルサイドにあるレストランです。 お隣りさんはIngolf's Kneipeというドイツ料理のレストランがあるところですね。 外観の様子から既ににヨーロッパの雰囲気ですね。
さあ、中に入ってみましょう。 「ハロー」 そうそう、ヨーロッパのレストランって、大半がメッザ地下っていうんですかね? 下に降りていく作りになっているところが多いですよね。 ここも階段をトコトコと降りていきます。
中はスイスアルプスの山小屋を感じさせるインテリアでこれまた素敵です。 夏というより、冬に来てみたくなるような。笑
奥の階段からはメッザ上階に出ることができます。
上階はバーカウンターがあって、リキュールのボトルがたくさん。 あー、飲みたくなってきました。
じゃあ、今日は飲みますか!(←いつもじゃないか) 恒例のドリンクチェックから。
ふむふむ。 ビールRM11-(約330円) ラキヤ??(Rakiya) RM15-(約450円) ラキヤって、ブルガリアの蒸留酒だそうですね。 トルコの「ラク」や、イタリアの「グラッパ」みたいなのだそう。 「じゃあ、そのラキヤをトライしてみたいです〜!」 「今日はごめんなさい、ラキヤできてないんですよ〜」 そうか、、残念。 では、その下のブルガリアワインを奮発で! そういえば、ブルガリアワインって飲んだことないかも、、?? で、今一度ブルガリアの位置を確認。
ここかあ。 だったら、ローマとナポリ間の緯度になるので、重めのワインが期待できそう? ということで、ブルガリアのワインを3種類見せてもらいました。
よくわからなーい!笑 じゃあ、ジャケ買いの直感で、一番右のやつお願いしまーす。 オーナーのGeorgeさんが開けてくれましたよ。 ブルガリア語での発音は、「ジョージ」ではなく、「ギョルギ」さんだそうです。
オーナーさん自らボトルを開けてくださって、ありがたい!! 気さくなギョルギさんは、マレーシアに家族で移住して9年目になるそう。 貴重なブルガリア料理をここペナンで提供してくれていることに感謝! そういえば、ブルガリア料理をいただくのは初めて! ギョルギさん曰く、ブルガリアレストランは日本では東京と大阪の2箇所しかないとのこと。お隣のシンガポールにも、そういえばないですね。 それがなんとペナンで!しかもこんな近くで!! ありがたや〜〜〜!!! では、ワインが開きましたよ〜!
Villa Yambol ブルガリア赤ワイン RM100-(約3,000円) 思ったよりも軽めのテイスト。 かつコクもあって、女性ウケする飲みやすいワインですね。 さあ、このワインに合うお食事をお願いしましょう。 前菜をつまみましょうね。
この中ではやっぱり伝統的なブルガリアの前菜ってのが気になりますね。
Orley Wraps ブルガリア伝統のオルリーラップ RM20-(約600円) 見た目ちょっとボリュームに欠けますが、濃厚なチーズをベーコンで包み込んだトロトロ串刺しみたいな感じです。 ちびちび、行きたいです。笑
Garlic Bread ガーリックブレッド RM8-(約240円) こちらもニンニクとバターが濃いめにペーストされていて、これだけでお腹いっぱいになってしまいそう! そういえば、ブルガリアと言えば、ヨーグルト?というイメージが強いのですが、、。 ギョルギさん曰く、「日本人のお客様からは必ず’明治のヨーグルトはないのか?’と聞かれます」との事。 そうですよねえ。 あれだけコマーシャルで歌われていたのですから、日本国民の頭にイメージソングがきちんとインプットされていますので。 ブルガリアのお料理は、特に酸っぱいというわけでもなく、お肉の料理が多いんだそう。 先ほどの地図を見ても、黒海に少し身を置いているだけで、二つの大きな山脈に囲まれた国ですからね。 意外や意外に、ブルガリアは「ソーセージの国」なんだそうです。 山脈で寒い冬を越すには、保存食を作るのが昔からの自然な流れになったのでしょうね。 ということで、保存食のひとつでもあるパスタを。
カルボナーラにしましょう。
Fettuccine Carbonara フェットチーネカルボナーラ RM28-(約840円) とっても濃厚〜!
アルデンテだし、マッシュルームの香りと、卵のクリームがたまらない!! 最近のジョージタウンのカフェで「あるある」の、なんちゃってパスタとは違う、本格派のカルボナーラです。 それでは、オススメのソーセージはどれにしましょう。
403番のSizzling Sausage(ジュウジュウソウセージ)っていうのが気になりました。 あと、盛り合わせのプラッターってのも。 だけど、セットメニューもあるとのことで、今回はそちらで。
Sausage dinner set ソーセージセット RM38-(約1,140円)*スープ、デザート込み ひや〜。豪華! これって、ここの自家製ソーセージ??
ギョルギさん曰く、ここのレストランの手作りなんだそう。 マッシュポテトもパウダーを使っているレストランが多い中、ここのは濃厚なリアルポテトを使用。 ずっしりとした手ごねのソーセージが2本。 食感がとても良く、病みつきになりそうで怖い、、。
そしてその下には腸詰めのソーセージが1本隠れています。 お、おいしい!! 願わくは、作り方を習いたい!! そして、期待していなかったマッシュルームスープが大変なことに!
一見、ふつうのマッシュルームスープですが、スプーンでかき混ぜてみてびっくり!! マッシュルームがゴロゴロと入っていて、濃厚極まりない絶品! 英語で「スープを飲む」と言うときは、 ✖️ →Drink Soup ◎ →Eat Soup と表現しますが、本当にこのスープは「食べる」感覚の濃厚スープでございました。 こんな感じで2人でシェアしてちょうど良い「ちびちびセット」。
忘れた頃に運ばれたこのデザートも、ソーセージセットに含まれています。
これだけのセットで、税込千円ちょっとはお得です! 全てが手作りの真心のたくさん込もったセットですね。 あと、気になったのは、リブアイステーキ。
お値段は一見高めですが、よく見ると400gですよ。 大人が1人で食べきれない量じゃないですか。 お肉のプロの国民が焼いてくださるステーキを是非今度は試してみたい! しかもこちらのレストランは、全て税込の価格で表示してあるところに優しさを感じます。 何か特別な日に食べに来よう!! 他にも、チキンやお魚メニューもありました。
クオリティ高いです。 且つ、レアなブルガリア料理。 手の込んだ、真心のこもった食事を摂っていると、真心のこもった優しい人間になれるそうですね。 また真心をいただきにお邪魔しますね。 ブラゴーガリア!(ブルガリア語で’ありがとう’) 以上、ビンテージブルガリアペナンさんのリポートでした。 ボンボーノ@ペナン 013-497-9778