2017年のインドのお正月『ディーパバリ』、そしてチャイニーズの『重陽節』も無事に終わり、祝日のない11月を迎えようとするペナン島の『冬』は今日も日中は30度を上回る暑さです。 さて、今日はK様のオススメのパン屋さんに行ってきましたのでご紹介したいと思います。 こちらです。Maliia Bakery Sdn Bhd (地図) 114 Transfer Road 10050 George Town Penang Malaysia 04-227-1106 紅葉亭さんのあるHutton lane をまっすぐジョージタウン方面に。 左に入る通りに突き当たったらすぐ左手です。 なかなか、歴史を感じさせる外観。 入り口には早速、お目当のパンがこんな風にディスプレイされています。
なんか、いきなりすぎる。笑 そうです。 今日はこれを買いに来たのです。
アルプスの少女ハイジが食べていた様なパンですね。
では、早速中に入ってみましょう。 「ハロー」
なんだか、昭和的な。 ケーキもありますね。
色合いがなんだか、、刺身のネタが入ってそうな。w 奥の方に行くと、ありましたよ。 そうそう、このパン!
「ちょっと、あんた!何さっきからパシャパシャ写真撮ってんのよ!?」 奥の方から怒られました。 「そ、そ〜り〜、、。。日本のみんなにここのパンを紹介しようと思って、、。」 「そんなことなのね!じゃあ、こんなポーズはどうだい??」
マダーム! 面白すぎる〜! 「ありがとう!きっと日本の皆さんもこちらのパンの良さをわかっていただけると思う!」 「ところでこのパンの食べ方を知っているのかい?」 「ぜひ美味しい食べ方を教えてもらえますか?」 「ここのパンはねえ、ロティベンガリと言って、インド系とインド/ムスリム系のずっしりとしたパンなんだけど、インド系はこの右のポットに入っているチキンカレーにつけて食べるのよ。
これも是非買って。 「はい、一つください」 「いいポーションあげるからね」
よく煮込まれたカレーをぐるぐるかき混ぜて、具材を均等に入れてくれます。
これを持ち帰るとこんな感じでした。
Curry Ayam チキンカレーRM5.5-(約148円) よーく煮込まれたチキンカレー、美味しい! マレー系は左のポットのBuBu Kacangというコンソメっぽいチキンスープに同じようにつけて食べるそう。 そして、チャイニーズ系はお馴染み、カヤジャムですね。
カヤジャムはココナッツクリームと、パンダンリーフ、そして生卵からできています。 カヤジャムとバターを塗ってトーストしたりするのも美味しそうです。 こちらのカヤジャムも一つ頂いて帰りましたが、濃厚で美味しい。
ベリー系のジャムもありましたよ。 さあ、今回はパンを4つ買ってきました。
Roti Benggali 4pcs ロティベンガリ4つ RM4.8-(約128円) お店の人が、「切るか?」って聞いてくれますが、敢えてそのままで持ち帰りました。 半分に割った様子がこちら。
パンの耳は歯ごたえがあって、ずっしり。 そして中身はふわふわ滑らかな食感で美味しい! これは食べ応えがあります! ただ、天然の素材を利用したパンなので日持ちはしません。 こういうシンプルなパンって、どんな食事にも合うので重宝します! Roti Benggaliという名前の由来は、Panggaliという「株主」という意味の言葉から来ているそうです。 このパン屋さんを開業する時に、数名の株主がいたことから「株主のパン」という名前で始まったのですが、そのうちにお客さんが間違ってパンガリをベンガリと呼び出したとのこと。 そのパン屋さんの歴史はなんと1932年にまで遡るそう。 長〜い長い歴史のあるパン屋さん。 大切に守って欲しいですね。 そういえば、このトランスファーロードの『ロティチャナイ』も有名だと聞いたことがあります。 今度トライしてみようかなあ。 ペナンでインド系のパンを是非一度。 以上、Maliia Bakeryさんのリポートでした。 ボンボーノ@ペナン 013-497-9778