ペナンは年中常夏で、毎日一緒の気候だと思う方も多いかもしれません。 だけど、実際にここに住みだすと微妙な気温の変化に、やがて敏感になっていきます。 日本は東経約135度。 ペナンは東経約100度。 35度ずれているから、四季は日本よりも3か月分早い感覚です。 日本では「夏至」と「冬至」で太陽の時間が変わります。 だけど、ここペナンでは3か月分季節が早いので「立春」「立秋」を境に太陽の時間が変わります。 ちなみに夏場の日の出は7時、冬場は7時30分くらい。 夏場の日没は19時、冬場は19時30分くらい。「1~2月の旧正月の頃が一番暑いんでしょう?」 と言われますが、乾季で湿度が少ないので、朝晩は涼しくスッキリ快適に過ごせます。 3月末から4月にかけて、日本と同じようにこちらでもペナンの桜と呼ばれるテコマTecomaという花が街を華やかに飾り付けてくれます。 ペナンでは4月が暑さのピーク。 3か月分季節がずれているから、日本でいう7月の真夏にあたります。 湿度がピークのため、朝から汗ばんで洋服が体にくっついて着替えられないし、シャワーを浴びてもエアコンなしでは暑くてドライヤーをかけられません。
この頃にペナンに移住してくる人達は、 「ペナンってとっても暑いのね!」 とその不快感にびっくりされます。 6月になると少しこの暑さも和らいできます。 朝の湿度が気にならなくなる快適なペナンの秋。
そして、ドリアンが最初の収穫を迎えるころ。 街のあらゆるところで異臭を発し、(ドリアン好きの方ごめんなさい)街は賑わいます。 ドリアンが終わる頃には次はランブータンです。 8月はいよいよ雨季に入ります。
冬を迎える準備のため、平均気温28度と言われるペナンの夜は23度まで下がったりします。 2015年度は8月末からヘイズとよばれる煙害に見舞われました。
インドネシアの野焼きが原因と言われています。 夕方にスコールが多いので洗濯物は朝のうちに済ませなければなりません。 11月は一応ペナンの冬。 だけど、相変わらずの真夏日で、昼間は快適な青空がります。 ここからクリスマス、そして年明けにかけて、幸せの黄色い鳥がハミングするようになります。 素晴らしいさえずりなのです。 軒先に鳥の巣を置いておくと、ハチドリが巣作りのためにたくさんやってきてくれます。 12月からはまた乾季、という具合に繰り返していくのです。
何年もこの街に常駐していると、日本の冬の寒さがどれくらいだったかも忘れてしまいます。 そして、雪が無性に恋しくなったり。 人間というものは常にないものねだりで、今あるものに感謝をすることを忘れがちになります。 その時その時の一瞬を大切に。 そして各国の季節を感じながら生きていけることは素晴らしいことですね。
ボンボーノ@ペナン
こんにちは
ペナン島は雪もなく過ごしやすそうですね 9月に観光で行こうかと家内と相談しております
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すーさんさま
こんにちは〜。コメントありがとうございます。
9月のペナンは常夏といえどもちょうど冬の時期になりまして、雨が多く気温も過ごしやすいです。
雨が多いと言いましてもスコールがさーっと降ったりするので気持ちがいいくらいです。
ペナン島は車社会で公共の交通機関がタクシーとバスしかなく、
リゾートビーチエリアからジョージタウンと呼ばれるダウンタウンまでなどの移動が少し面倒になったりしますが、
Uberなどを上手に利用して、かつ民泊に宿泊するスタイルで観光される方も近年は多く見られます。
人種のるつぼの街で、英語の通じる開発途上国であること、治安が良くアートの街であること、食事が美味しいこと、
なにしろ物価がリーズナブルであることで、海外の旅行ガイドブック「ロンリープラネット」で
「訪れるべきナンバーワンの街」にランクインされました。
ちょっと大げさになりましたが、一度是非いらしてみてください。
東南アジアのパワーをもらえると思いますよ!
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