ペナン島にはその昔、たくさんの「華僑」と呼ばれるチャイニーズたちが中国から渡って来ました。 今ではたくさんのペナンの皆様の胃袋を満たす、本土中国とはまた違う形で進化した中華料理。 リーズナブルで美味しいと評判のペナンのローカルチャイニーズフードの代表はどんなものでしょうか? チャークイテオ? バクテー? ラクサ? カリーミー? 日本では聞いたことのなかったカタカナのメニューを街ではよく見かけますね。 今日はその中でも、「ローカルに聞く!美味しいと評判のお店」をご紹介します。 場所はこちら!ジョージタウンのコムターから歩いて行ける距離です。
このあたりに着いたらこのビルを探して下さい。 Kedai Kopi Gou Lou
そうそう、このよくある清潔感なさそうなお店の感じ。 これぞペナンローカル飯へのゴールデンゲートなんです。 みなさん暑い中、お外でものんびりご飯を食べているでしょう。
ここでこのローカル色たっぷりの空間に入れるか入れないかで、ペナンの生活は真っ二つに分かれると思います。 でも、だいたいペナンに住んでみよう!と思った方々は抵抗なく入れちゃうんですね。 小生もはい、抵抗なく入れるタイプですよ。 では、いってみよ~~。
お店の中はエアコンは効いていないのですが、扇風機とファンがガンガンに回っているので意外と暑くないのです。 で、奥のドリンク屋さんがまず飲み物のオーダーを取りに来ます。 だいたいこういう集合系のフードコートになっているところはドリンク屋さんが元締めをしています。 要はフードコートのオーナーなんですね。 食べ物屋さんはテナントってな感じです。 なので、基本、ホーカーセンターを含むフードコートではドリンクをオーダーするのがマナーです。 今回は、甘いアイスコーヒーを。
あっま~~。でも疲れた胃に沁みてたまにはいいかも。 RM1.7-(50円) さて、今日は何にしましょうか。 ローカルのお友達のおススメを一通りオーダーしてみましたよ。
Fried Oyster 生ガキと卵炒め RM7-(210円) これが、ビールにピッタリなんですよ~。香ばしいガーリックとチリソースを絡めて食べます。 脂っこいのをビールで流しながら、、というのが理想ですが、今日はアルコールはお預け。
パンミー(板面)RM5-(150円) その名の通り、平たい麺に牛肉のミンチ甘辛ソースみたいなトッピング。 こちらもお好みでスパイシーソースを付けて食べますよ。
こちらパンミーを作ってくれたシェフ。 「美味しいか?」ってテーブルに来てくれましたよ。 こう、ペナンって、気さくにみんなと仲良くなれるところが良いところだと思います。
パンミーはスープなしとスープありが選べます。
こちらはスープありの貝バージョン Rm7-(210円) 貝のダシが効いててあっさりしていてYummyやみ~。
こちらは別のお店のメニュー。 むむむ!!見逃さんぞよ!! 何やら長崎皿うどんのようなメニューを発見!!しかもオイスターヌードル?? 食べたい!!もうこれ見ただけで美味しいに決まってる!!
「すみませーん。オイスターヌードル1つ~!!」 シェフはもくもくと作っていますよ~。 とりあえずSmallで~。 来ましたよ~~~。
オイスターヌードル Rm7-(210円) ちょっとちょっと~。こちら長崎皿うどん・ちゃんぽんの麺と一緒です。 長崎出身の小生が言うので間違いございません。 ではじっしょ~く。 うんま~~~。 牡蠣のダシがうまくポークと絡み合って、麺の弾力とトッピングの焦がしネギがうまくトリオしています。 これはー!!毎日食べても良いかもです。 さすが、ローカルのお友達に聞く!ザ・ローカル飯です。 「美味しい」と感じるものは世界共通なんでしょうね、きっと。 それからもうひとつ忘れてはならない本日の目玉商品。
水餃子スープ Rm9-(270円) 餃子の中身はポーク、エビ、椎茸、ノリ、野菜でプリプリもちもちでした。 こちらのワンタンメンバージョンもあります。
ほんと、チャイニーズの方って、こういうの作るの上手です。 こちらペナンに来てから、日本の餃子よりも好きになりました。
シェフもお若いのに愛想がよく、一方でちゃんと「職人気質」を持っていました。 ほんと素晴らしい、あっぱれ!です。 この「日本新路」は二次世界大戦までたくさんの日本人が住んでいたそうなんです。 日本の教科書では教えられていないことが、東南アジアに住んでみて初めてわかることがたくさんあります。 マレーシアは3年8か月、日本の領土だったんです。 その間、マレーシアの人々は幸せだったと語ります。 夜寝る時に鍵を締めなくても安全な国だったからだと。
今では古びてしまった建物も、良い土台を持っているので、少し手を加えれば見違えるほどになると思われる世界遺産の街、ジョージタウン。
窓枠やバルコニーもかわいらしいです。
歩道、ひとつひとつにも、こんなに手がかかっているんです。 ヨーロッパ、華僑、日本、マレー、インドの融合国なんですね。 歩けば歩くほど素敵な何かを発見できる街、ペナン島。 暑い日々が続いてばかりのこの街ですが、一度歩いてみると楽しいですよ。 以上、ローカル飯とジョージタウンのレポートでした。 ボンボーノ@ペナン