マレーシア・ペナンからペット(犬・猫)を日本に連れて帰るには 抗体価検査の手順 2021年9月現在 Dog Quarantine to export Malaysia to Japan

皆様こんにちは!

マレーシア・ペナン島のミオパンです。

今日も本ブログをご覧いただき有難うございます。

今日はマレーシアからペット(犬・猫)を日本へ連れて帰る手順を経験をもとに書いていきます。

間もなくペナン島を去ることになりますが最後まで情報を発信していきたいと思います。

マレーシアから日本へ犬を『輸出』するには通常8か月前からの準備が必要です。

兎に角コロナ禍ではいろんなことが遅延気味なので、本帰国の1年前くらいから手続きを始めることをお勧めします。

1 かかりつけの獣医で狂犬病抗体検査のための血清検査をする

ミオパンはこの10年の滞在で合計3回の血清テストを実施しました。

血清テストとは、ワンちゃんが狂犬病の抗体が十分にあるかというテストです。

まずは動物検疫所のホームページを読んで段取りをとってスケジュールを組みます。

獣医はGill’s Veterinary を利用していました。

日本への輸出の段取りをよく理解されているところです。

また、かかりつけの獣医さんがよく段取りを理解してない場合は、以下の英語リンクを参照してもらってください。

輸入手続きの手引書

コロナ期間は病院や政府機関など、完全予約制となっていますのでメールか電話にて狂犬病テスト実施希望の旨を伝えます。

Hi, I’m planning to go back to Japan in September 2021. I have 3 Pekingese and need to have Rabie Test. Kindly advice how to proceed.

まずはメッセージを送ってみてください。

すると獣医から血清をオーストラリアやイギリスに送るためのBOXをオーダーするように言われます。

マレーシアには抗体価を検査できる機関がないためです。

犬種によってボックスのタイプも異なりますので確認してください。

ペキニーズの場合はDGP Intelsius Sdn Bhdという会社にBT10というタイプをオーダーするように言われます。

 logistic.dgp@gmail.com 

上記のメールアドレスにボックスをオーダーしたい旨を伝えます。

Hi, I need a box type BT10.

Kindly send it to Gill’s Vet

上記メッセージを送り、今回はRM550-(約14,575円)をDGPあてに送金(バンクトランスファー)または振り込み(バンクイン)します。

振り込んだレシートかスクリーンショットをメールで送ると獣医のところにBOXが届く仕組みです。

またボックスは何匹かでシェアもできるので、お友達で本帰国の時期が近い方などは一緒にする方が経済的です。

オーストラリアへの郵送代とボックス代が節約できます。

BOXが無事に届いたら獣医と検査開始日を決めます。

そして検査の日は、首もとから血を採りますので、バリカンで一部ジョリーっと毛を剃られます。

うちのペキニーズは3匹ともブルブル震えていましたが無事に十分な採血ができました。

その後結果は2週間以内にメールで抗体価証明が添付されて送られてきます。

今回は3匹とも0.5IU/mlを満たし合格でした。

万が一満たない場合はもう一度時期をずらして再検査を受けるか、愛犬ちゃんの海外渡航は諦めることになります。

ちなみにマレーシアから日本へはブルドッグとフレンチブルドッグは搭乗可能な航空会社がないため輸出は不可です。

また上記の過程を獣医に採血だけお願いしてご自身で日本へ送るという方法もありますが、送付の際には冷凍したり梱包をきちんとしなければならないのでくれぐれも気をつけてください。

ちなみに今回の検査でかかった費用はこのようになりました。

  • Box代 RM550-
  • コンサルテーション代 RM20-
  • 血清サンプル(イギリス)代 RM200-
  • ラボテスト代 RM300-
  • 狂犬病注射代 RM55-
  • 郵送料 1箱 RM850-

以上の合計が RM1,975-となります。

これに狂犬病の注射の2回目(RM55-)がかかります

合計RM2,030-約53,700円)

BOX代と郵送料は帰国が同じくらいの方とシェアできればもう少し安くなります。

以上の料金は大体の目安としてください。

また、ミオパン家のように抗体価検査を2度行っている方は血清サンプルとラボテスト代がダブルで掛かるのと、

狂犬病の注射代がもう一回かかる計算になります。

ちなみにミオパン家は2度抗体価検査を行ったので

  • Box代 RM550x2= RM1,100-
  • コンサル代 RM20x3匹 x2回 RM120-
  • 血清サンプル RM200 x3匹 x2回 =RM1,200-
  • ラボテスト代 RM300x3匹 x2回 =RM1,800-
  • 狂犬病注射代 RM55x3匹 x3回 =RM495-
  • 郵送料 RM850 x2回 =RM1,700-

合計RM4,715-(約12万5千円)

う〜ん、結構な金額だ。

2 日本の動物検疫所に連絡する

見事に抗体価検査が終わり十分な抗体価(0.5IU/ml以上)をパスし、マレーシアでの待機期間が180日以上経ったら動物の日本への入国が可能になります。

到着予定の空港の動物検疫所にメールを送り犬種や到着日などの詳細をお知らせします。

指示に沿って日本入国の40日前までに動物検疫所へメールで届出書を提出します。

狂犬病予防法及び家畜伝染病予防法に基づく犬の輸入に関する届出書

問題がなければ『届出受理書』が発行され、日本へ渡航が許可されるという流れです。

3, 日本出発の10日以内に臨床検査を受ける

ペナンの場合は本州側のバターワースにある検疫所へ行ってこの検査を受けなければなりません。

かかりつけの獣医で簡単な健康診断をしてもらい、その後バターワースにあるペナン動物検疫所に行きます。

ここでも簡単な健康診断をして、ペットの輸出のための書類に裏書きをしてもらいます。

IBU Pejabat Perkhidmatan Veterinar Negeri Pulau Pinang

ここは事前予約制です。

ただペナンでは日系のクラウンラインさんが代行手続きをしてくれます。

窓口となる金子さんがとてもわかりやすく手配をしてくださいます。

クラウンラインペナンホームページ

日本の動物検疫所とのやりとりも代行してくださいますので安心です。

ローカルでこの動物検疫の部分だけを代行してくれる方もおりますが、日本の動物検疫所とのやりとりは全て自身での手配となります。

英語で自分でできるという方は

MR Lee 012-482-6810

に連絡してみてください。

(Dog Stamping /Goverment Vet Inspection /Export Permit /Health Certificateを代行可)

ミオパン家はやはり楽々のクラウンさんにお願いしました。

またペナンから国際線に乗るには乗り継ぎが不可欠なのでどうしてもKLまでペットと一緒に移動するという選択肢になってきますので、その際の専用車もクラウンさんで手配可能です。

ペナンでの動物検疫が終わると、日本の動物検疫所に再度メールをし「届出受理書」を発行してもらいます。

この手続きが終了すると日本到着時に30分もかからず日本入国が可能になります。

今回の動物検疫所に手続きに行く時の様子を動画にしてみました。

良かったらご覧下さい。

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