みなさまこんにちは!
マレーシア・ペナン島の日本人ヘアサロン・ボンボーノのミオパンです。
いつも本ブログにご来店ありがとうございます。
今日は『ペナン食材で作るマレーシア料理』シリーズです。
これにトライしてみました。

マレーシアの定番料理であるカピタンチキンです。
カピタンチキンとは、唐辛子や根っこ系のマレーシア野菜をブラチャンと呼ばれる「マレーシアの味噌」でペーストを作り、チキンとともに煮詰めたもの
今日はペナン島にあるローカル市場に行って食材を揃えて作ってみました。
まず用意するものはこちら。

- コブミカンの皮(ライム代用可)
- コブミカンの葉っぱ
- ブラチャン(エビを発酵させたペースト)
- 赤い唐辛子(生とドライ)
- にんにく
- ガランガル(俗にタイ生姜と言われるもの)
- エシャロット
- パクチーの茎の部分
- 鶏肉(もも肉または手羽先、手羽元)
- レモングラス
- ココナッツミルクまたはクリーム
- キャンドルナッツ(ピーナッツ代用可)
日本でこれらの食材を揃えるのはデパ地下や高級スーパーに行かないと揃わないかもしれませんが
マレーシアではローカルの市場やテスコなどで比較的簡単に手に入ります。
マレーシアに住んでいる特権みたいなもの?なのでここは頑張って調達しましょう。

ココナッツミルクなどはRM3-(約80円)で売っています。
市場に行くとしぼりたての生のココナッツミルクがありますが、1日でダメになってしまうため今回は既成のにしました。
キャンドルナッツなんて日本では使ったこともなかったです。
ドライチリはぬるま湯に浸しておき、ある程度戻ったら使います。
以上の鶏肉と生チリを除くすべての食材を小さく切って、ドライチリの戻し汁とともにフードプロセッサーにかけます。
すごく根気のいる作業です。
昔はフードプロセッサーなんてなかったので、石臼でコンコンと叩いていたと言います。

写真のような状態になったらペーストの出来上がり。
これがマレーシア版のカレールウです。
固さはドライチリの戻し汁を足しながら調整します。
また辛さはドライチリを入れれば入れるほど辛さが増すのでお好みで。

いよいよこのルウを使ってカピタンチキンをお料理していきます。
まずは鶏肉、今回はもも肉にしましたがローカルの間では骨つきの手羽先や手羽元が人気です。
日本人はどちらかというと一旦口に入れたものを出しながら食べる習慣がないですし
カレーなどのペースト料理となると、どうしても骨つき肉などは食べる時に手を汚すことになるのでもも肉が適切。
鍋に油を垂らし、チキンを入れます。
半分くらい焼けたら、ペーストを投入して30分煮込みます。
レモングラスやガランガルなど固い根っこがたくさん入っているので30分くらい煮込んだ方がまろやかになります。
その後、ココナッツミルクを入れて、味の調整でナンプラーやパームシュガーなどの甘みをほんの少々入れます。
そして出来上がったのがこちら!

仕上げにコブミカンの葉っぱをスライスして、生唐辛子で飾ります。
いかがでしょうか?
またこんなこともできます。

彩鮮やかにブルーのご飯(ナシケラブ)と一緒にナシレマ風盛り付けで。
このブルーのカラーはバタフライピーで採ります。

ペナン島でもあちこちで自生するバタフライピー(蝶豆のお花)。
探して取ってくるのもよし、マーケットでもドライの状態で売られています。

これを水に浸けておくと色が出てくるので、そのお水でご飯を炊きます。

青ってどうしても食欲をそそらないお色なのですが、カラフルできれい。
それにナシレマ特有のゆで卵とイカンビリス(小魚)を添えてみます。

これもマレーシアでよく見かける塩干しにされた小魚。
常夏ならではの保存アイテムなんでしょうね。
かなり塩がきついので、流水でよく洗ってから強火で炒めてみました。
そしたらカリッと仕上がってこれがまた美味しい!

黄色、ブルー、赤、緑、茶色。
これにバタフライピーの生花があれば最高かな?
カピタンチキンのお味もとってもコクがあって我ながら最高に美味しかったです。
ペナン島のマーケットで食材を調達してお料理の過程までを動画にしてみました。
5倍速でお料理の様子を撮影しています。
今日も最後までスクロールありがとうございました。