みなさまこんにちは!
いつも本ブログをご覧いただき有り難うございます。
なかなか更新が滞ってしまいまして「つづき、まだなの?」というお声を頂いたりしまして、ありがとうございます。
今回はいよいよ「ドーハでのトランジットステイ」です。
バルセロナの滞在も無事に終了し、本日は08:50のカタール航空のフライトに間に合うように朝は5時の起床でした。
アバサンツホテルからバルセロナ・サンツ駅までは歩いて5分ほど。
そこから06:30の列車に乗って空港に向かいます。
夜明け前の薄暗い道をスーツケースをガラガラと引いて、もう少しで駅に到着という時。
背後から何かがヒュっと飛んできました。
「カラスのフン??」
ワンピースに何かドレッシングのような匂いのするものがべちゃっとついていました。
後ろを歩いていたモロッコ系の男性も、首のあたりにべっとりと同じものが付いており、不快な叫びを上げていました。
どこからこの液体が飛んできたのか?
カラスのフンではなさそうだし、誰かに背後から何かを「掛けられた」感じのする違和感に悲しさと憤りを感じました。
そういえばバルセロナに住むお友達が、
「観光客はローカルの物価上昇を助長したり、酔っ払って民泊のプールで騒いだりするのでバルセロナの人は観光客を歓迎しない」
という話を聞いていたので、ティッシュで洋服を拭きながら関連付けたりもしていました。
この匂いがまた独特で、取れない。
駅について、明るいところで拭き取ってもなかなかこの匂いが取れない。
ショックでぼーっとしながら駅の窓口でチケットを買い、
「9番ホームから列車は出るよ」
という言葉も半分に聞き、ホームで列車を待っていました。
周りにもスーツケースを持ったお客さんがたくさんいたので、列車が到着すると流れるように乗り込みます。
6:30に列車は出発。
バルセロナでの良い思い出のみを振り返りながら、空港到着までの約20分の列車の旅でした。
の、ハズでした。
ところが!!
駅員さんが、検札にやってきて切符を出すと、
「どこまで行くの?」
と聞かれたので、
「空港ですよ」
と答えると、
「この列車は空港行きではないですよ」
と。。。。。
やっちまった!!!!
列車はどんどん南下し、さらに優雅な浜辺が見えてきました。
ヤ! ヤバイ!!
「列車は今度何分後くらいに停車するの???」
うろたえる私を見兼ねた隣に座っていた英語のできるスペイン人の男性が、
「あと30分後くらいだよ」
え〜〜〜〜!!!
これは完璧飛行機に乗り遅れるパターン!!
美容室のご予約のお客さんどうしよう!!
新しい飛行機のチケットはどうやって買おう!?
で、でもまだ間に合うならカタール航空に乗りたい!
そんな思いでソワソワしながら列車が停車するのを心待ちにします。
バカだ!
これならホテルから重い荷物を抱えて列車なんか乗らないで、最初からタクシーにすればよかった!
列車はバスと違って途中で降ろしてもらうこともできない。
ドレッシング事件に心奪われて、ぼーっとしていたこと。
本当にバカだ!
英語の話せるスペイン人の男性が、次の駅に着いたらすぐにタクシーに乗るとなんとか間に合うよ、というアドバイスに心を落ち着けながら。
タクシーの色はこの街では白い色をしているとか、タクシーではクレジットカードが使えるかとか、その駅から空港までは高速を使って30分くらいだとか、いろんな情報をもらう。
次の駅までの30分が3時間くらいに感じる。
そしてようやく列車の扉が開き、優しくアドバイスをくれたスペイン人にお礼を言い、ダッシュで改札へ。
駅員さんに事情を話し切符代を払って、駅に停まっていたタクシーを大慌て拾う。
「ラピドー ポルファボール!!」(大急ぎでおねがーい)
運転手さんも殺気を感じたのが、大急ぎで荷物を載せて、高速道路をぶっ飛ばしてくれる。
現在の時刻は、07:10-。
間に合うか。
こんな時に限ってたまたまプリチェックインもしていない。。。
タクシー内で携帯をローミングしチェックインを試みるが、高速移動中の不安定なネット環境でなかなかできない!
バカだ!
カタール航空のターミナル1までは、30分はかかると。。。
確かチェックイン・クローズは07:45-。。。
ギリギリ行けるか、行けないか。
ここ何年もこのドキドキのアクシデントはなかったので、手に汗をびっしりと握る。
額には冷や汗。
クレジットカードを握りしめ、その瞬間を待つ。
空港が見えてきた!
さあ、来た!
急いでカードで支払いを済ませ、荷物を降ろしてカウンターを探す。
カタールは一番端っこのカウンターだった。
こんな時に限って、、。
バルセロナ空港ダッシュが始まる。
カウンターよ!
まだクローズしないで!!
お願い!
すると、カウンターはなんと!
開いていた!!
よかった。。。
泣きつくようにパスポートと荷物を差し出す。
よかった。。。
本当に。。
よかった。。。
間に合った。。。
生きた心地のしなかったこの2時間。
とりあえず、ドーハに行ける。
ワンピースはまだ臭いままだけど、そんなのどうでも良い。
タクシー代の損失額は約100ユーロ。
だけど、そんなのどうでも良い!
とりあえず飛べる。
飛べることに感謝して。
ほっと一息をついて、飛行機に乗り込むのでありました。
バルセロナの街が翼の下に見えてきます。
ドレッシング事件があったけれども、やっぱり良い街でした。
食事もワインも、本当に美味しかった。
あ〜。本当に良かった!!
みなさまお騒がせしました。
長くなったので、また次回にドーハを書きます。
今回はどうでもよい話しで、すみません。
ボンボーノ@バルセロナ
(60) 013-497-9778
国内ではあり得ないエラーを海外でやらかすと、真っ青なりますよね
ちゃんと乗れて良かった
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Kengoさん
もう、ハラハラドキドキの2時間でしたよー!!!
ほんとちゃんと乗れたことに感謝!!
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Kengoさん
いつもコメントありがとうございます。
国内でもありえそうなエラー。。。
とにかく頭がぼーっとしていて、真っ青どころか冷や汗で身体中から水分がなくなった2時間でした。笑
本当、神に見捨てられずに良かったです。
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