ボンボーノは無事にペナンに戻り、通常営業させていただいております。 夏休みをいただき、ありがとうござました。 前回の投稿より早や5日が経ってしまっていました。 もっともっと沖縄の離島の事を書いていきたいと思っていたのですが、現地のWIFI環境や、体力的なもので毎日更新ができず、あっという間にペナンに舞い戻ってきた感じです。 滞在中は、離島に大歓迎されているかのようなお天気に恵まれ、息を呑むような、時には絶叫し卒倒してしまいそうな絶景を望むことができ、本当に感謝しています。ところで今回、なぜ西表島に行ってみたいと思ったのか。 那覇にボンボーノの本店があるのでその関係もあるのですが、いつもトンボ帰りじゃ勿体ない、ということではるばる「何もない島」へ足を伸ばしてみたのです。 現代の社会では、なんでも「モノ」がある状況です。 お金を出せば手に入る「モノ」がたくさんあります。 ペナン島も、今ではお店もレストランも増え、たくさんの「モノ」が入ってきています。 クオリティは「う〜ん?」という「モノ」ですが、でもあることにはある。 そうして文明が広がって、便利な社会に形成されていくと、人って頭を使うことを止めてしまうような気がするのです。 『都会には選択肢がたくさんある』と言われますが、ただお金を出して買うだけでは、本当は「買う」という選択肢しかない。 無ければ、頭を使って何か作ってみようとか、育ててみようという更なる「創る」という選択肢が出てくるのですね。 そういうことに時間を費やして、真心を込めて作った作品こそが、一番素敵だったり、美味しかったりする。 本来はその「創る」という工程が一番楽しいはずなんだけど、現代の社会ではそれが工場や機械に任せられてしまって、端折られてしまうのが現状。 それから、「無い」ということが当たり前になれば、人間、欲さなくなる。 無いことに満ち足りてくるのです。 ペナンに来た当初、無いことにイライラしたり、不満を覚えたりしていました。 だけど、外国に暮らすというのはそんなものと諦め、無い生活を受け入れられるようになると楽になりました。 そんなものなのですね。 貧しいというのは、モノやお金を持っていないことではなくて、いろんなモノが欲しいと思うことだと誰かが言ってました。 確かにそうですね。 足りていれば満たされている=豊かということですからね。 今回の旅は、そんな「無い」生活をしている島の暮らしを覗いてみたいという思いからでした。 序章が長くなってしまいましたが、本日はそんな「無い」西表島のスーパーマーケットの様子を取材してきました。 ペナン島と同じ大きさの西表島は人口が約2千人。 小さなスーパーマーケットが4軒ほどあります。 外観はこんな感じのもの。 今回はスーパー八重さんにお邪魔しました。
沖縄によくあるコンクリートブロックで窓の小さい作りの建物です。 これはもちろん、台風対策の作りですね。 では早速、中へ入ってみましょう。 「こんにちは〜」
うわ〜。 小ぢんまりとしていてなんだかペナンの明治屋さんみたい。笑 どこのスーパーに行っても同じような明治屋さん系の内装で、お値段も明治屋プライス。笑
卵10個 250円(約RM10-)
石垣牛乳 320円(約RM12.8-) そういえば石垣牛がここは特産ですね。
なぜかマッチが。 今では本当に見なくなったマッチ。 今思うと、このマッチを買ってくればよかったと思ったくらい。 「小さい家」と表現するのに「マッチ箱のような家」と言っても、現代っ子にはわからないのだとか。笑 タバコもライターよりマッチで火をつける方が美味しいですしね。(←ここだけの話、20代の頃タバコを吸っていました、スミマセン!) そしてこれが。
昔ながらの電球 160円(約RM6.4-) LEDライトに切り替わりつつある現代。 本当はこの電球の方が体には良いそうですね。
西表産 ひとめぼれ3kg 2,080円(約RM83-) さすがに外国プライス。笑 ここから下の写真は石垣島のスーパーで見つけたものです。
ボンカレー160円(約6.4-)
昔懐かしママレモン190円(約RM7.6-)
沖縄ならではオリオンビールシリーズ各種
スーパーにビア樽があるとは。
スパムおにぎりのためのポーク各種
こちらも昔懐かしとんがりコーン という、昭和のアイテム盛りだくさんで楽しませていただきました。 あとは、野菜などはこういった無人販売所で売られています。
夏は干ばつや日差しが強すぎるため、野菜はお休みしているところが多く、西表の野菜シーズンは冬に迎えるそうです。
数が少ない夏のお野菜棚
冷蔵庫にはヨーグルトやフルーツジュースが入っていました。
ちなみに、お米は2毛作で取れるそうです。 また、西表の土地のあちこちに食べられる野菜がみられます。
長命草(無料)
山の木になっていたイチジクみたいな果物(食べられるかは不明) 海で魚や貝を取り、シーズンになるとイノシシを狩る。 「無い」島というよりは、たくさんある豊かな島だと思いました。 将来は、こんな島で暮らしてみたい。 みなさんはどう思いますか? 以上、西表島のスーパーのリポートでした。 ボンボーノ@ペナン 013-497-9778