暑い日々が続いています。 2017年は3月20日が春分の日になりますが、この日あたりからマレーシアは本格的な「夏」を迎えます。 え?マレーシアは常夏じゃなかったっけ?と言われそうですが、常夏にもわずかながら四季があります。 洗濯物がよく乾きます。 お風呂から上がると顔が突っ張ります。 咲いている花の種類が変わります。 鳥の鳴き声が違います。 小さな変化があるのです。 これを感じるようになったあなたはすっかりマレーシア人?笑 この季節はクーラーの部屋に閉じこもったり、冷たいビールを飲みすぎたりと意外と体を冷やしてしまう事も多いので気を付けましょう。 ということで今回は体をあったかくするスープ麺をご紹介します。 マレーシアのソウルフードのひとつ、華僑料理の「板面 パンミー」をご存知でしょうか。 今日のお店はこちらです。Ah Gu Pan Mee (地図) 97 Lorong Selmat 10400 Georgetown Pulau Pinang Tel 04-226-1908 12:00~22:00 この看板が目印。
駐車場は2台分あります。 空いてなければ裏の通りのコインパーキングもあります。
お向かいさんはチャークイテオで有名なお店があるところ。
一方通行で突き当りはニューワールドパーク。
さあ、レストランの中に入ってみましょう。
奥にながーいお店でこの先にもお部屋が。
こちらがオーナー夫人のキムチさん。 覚えやすい名前ですね。
キムチさん、メニューはどんな感じですか?
ベーシックなパンミーでRM6.3-(約190円)から。 じゃあ、それとせっかくだからサイドメニューも全部いただきましょか。 ん?新メニュー?
これも良さそうだなあ。 じゃあ、まとめて全部!! これができるのがペナンですね! 日本にいた時は、常夏であったかいスープを食べたり辛い鍋を囲むなんて想像だにしていなかったんですけどね。 ところで、マレーシアの華僑にもいろんなタイプがあって、チャイニーズの方にあなたは何系?と質問すると、「福建系 Hokkien」とか「潮州系 TeuShu」、「客家系 Hakka」などという言葉が返ってきます。 このパンミーというお料理は「客家系 Hakka」のものだそうで、小麦粉の生地を板のように平たく伸ばした麺のことを言います。 さて、待つこと10分。 来たよ、来たよ。じゃんじゃん来たよ〜。
ベーシックパンミースープ RM6.3-(約190円) スープはもちろん自家製で胃に優しいです。MSGを使っているものは食べた後に喉が異様にかわいたりするのですが、こちらのお店のものは安心です。 もちろん麺も自家製です。
板のような麺と書いてパンミーなのですが、こちらのお店のものは細麺か太麺をチョイスできます。今回のは細麺です。 麺はコシがあって、ラーメンのようにずずずっと食べてしまいたいところ。 だけど、こちらでは音を立てないのがマナーだそうです。 このドライバージョンがこちら。
ドライパンミー RM5.5-(約165円) 別でスープの追加やトッピングも可。
追加トッピングの野菜とフィッシュボール RM2-(約60円) この野菜は歯ごたえのあるカレーリーフに似た形をしています。 続いて先ほどの気になる新メニューが意外な展開に!
ベーコンベースのラーメン風パンミーRM9.9-(約300円) むむむ!! これ、日本のラーメンに近くないか!? ベーコンが入っているのでベーコンスープに、味玉も日本のと一緒!!
これは驚き! それと、ここのサイドメニューがまたまた「むむむ」の「リーゼンタボー」!
サーモンスキンフライ RM8-(240円) これ、マレーシアでも小生のお気に入り。カリカリっとビール推進アイテムの一つ。
えのきフライ RM5-(約150円) えのきー?と思いましたが、これがまた少しカレーのテイストが入っていて、えのきなのにカリカリっと仕上がっていてこれまたビール応援団のアイテムです。 次回はこれを先に頼んで、ビールを飲んで、最後にパンミーで〆るというパターンが良さそうです。(←どんだけ呑兵衛ですか!?) ちなみにビールは裏にあるそうで、缶でRM10-(300円)くらいと言っていたような? でも、レストランで居酒屋状態にしてしまったら迷惑でしょうか?笑
唐揚げ RM6.8-(約200円) エビのペーストが絡んでおり、ふわカリで美味しい。 しかもリーゼンタボー! (*リーゼンタボーとはローカルが「リーズナブルで安い」という意味で使う言葉です)
鳥の足の煮物 RM7-(210円) それからこれ! ここのなら抵抗なく食べられました。 以前、別のローカルのお店で食べたのはグロくてダメだったのですが、こちらは例えると豚足みたいなコラーゲンがたっぷりで意外にいけました。 とうとうマレーシアでこれを食べれるようになりました。 ここのオーナー夫人のキムチさん曰く、チャイニーズは隅々まで食べて強くなるのよと。 そして動物の一つの命を大切に足の先まで食べることで感謝をするんだと。 確かに。共感です。 こうして大切に食べられる命も、さぞ本望な事でしょう。 パンミーのお店が意外に居酒屋として使えそうな結末になってしまいましたが、もちろん純粋にヌードルを食べる目的でも是非一度どうぞ。 以上、Ah Gu Pan Meeさんのリポートでした。 ボンボーノ@ペナン