ペナン島には二つの観光ビーチエリアがあって、タンジュンブンガTanjung Bungahはそのひとつ。 ガーニー方面からドライブしていくと、常夏でもこのエリアは気温が2度低く感じるような。 そよ風が吹き、心地よい波の音と、モスクから時折流れるアザーンの独唱にマレーシアの空気を感じられずにはいられない。 有名な海上モスクFloating Mosqueの前でUターンして50メートル。 車を路上に駐車するとマレー系のお兄さんが「2リンギ」と右手を出してくる。 「1リンギしかないや」と言って、車の見張り番代わりにチップを渡す。 お兄さんは笑いながら、「仕方ないな」とその一枚をポケットに入れる。 そんなやりとりをしてお店の薄暗い入り口を抜けると、コバルトブルーのエーゲ海、もといアンダマン海に面したテラス席が見えてくる。 なんて、こう書くとどんなに素敵なレストランなの?と空想が広がりますが、ものは捉えよう。ここは南仏のプロバンス地方と思ってこのお店に入ってみて下さい。 さあ、いきますよ~。目を閉じて~。って閉じたら見えないですね。 よーく見て下さいね。この先にコバルトブルーの海が。見えたでしょう!? 更にズームインしますよ~。
素敵でしょう~? そして左はこんな感じ。
右はこんな感じ。
こんなビーチの目の前で、ビールを頂けるんです。 どや~!!
しかも大瓶@RM14-(420円)!! ペナンの日没は年間を通して19:30くらいなので、仕事が早く終わった平日などは夕陽に合わせてビールを飲みに来るのです。 週末は既に駐車場がいっぱいなのと、このテラスの特等席が空いていないので意味がないのです。混んでてお料理が出てくるのも遅いし。 いや~。この景色はサイコーです。気取った感じのない南仏プロヴァンズですよ。旧正月前後の時期はヨーロッパからのお客さんがここペナンにもわんさか来られております。 そこで中華系シーフードっていいじゃないですか。 で、気になるお料理はこちら。
プリモアパタイザーは「サツマイモの葉っぱのガーリック炒め」Rm10-(300円) 葉っぱは少し粘り気があって、茎の歯ごたえが良く、ビールとよくマッチングします。 小学校の時に芋ほりの行事があってそこで芋だけを持って帰っていた当時が悔やまれます。芋の葉っぱがこんなに美味しかったなんて。 そして、セコンド。今日はこちら。
車エビの塩卵風味Salted Egg 時価 本日Rm38-(1,150円) 塩卵味というのは、塩となにかサツマイモ風の甘い味と、触感にザラザラとししゃもの卵のような舌触りの病み付きになる味。東南アジアでエビやカニの味付けはブラックペッパーやチリといったソースが定番ですが、私はもっぱらこの「Salted Egg」。 おすすめです。 他にもいろんな味付けを選べます。
P2番のSpicy Milk Sauceってのも気になりますが、いつも冒険には躊躇します。 誰か!? この調理方法はカニをオーダーするときも同じものが適用されます。 これでだいたいお腹も満たされてくるのですが、〆は麺か米ですよね? 両方いっちゃいましょうか。
Deep Fried Beefun @RM5-(150円) 深焼きビーフンとでも訳しましょうか。 他にもホッケン麺とかシンガポール麺とかあるのですが、これが一番しっくりきます。
Fried Rice @RM5-(150円) スタンダードなチャーハンです。 トムヤムチャーハンやカニチャーハンもあります。どれも美味しいです。 他にも仕入れによって、メニューもカスタマイズできるので人数や用途に合わせてお魚や貝類などもアレンジできます。 仕入れといっても、ここのオーナーさんが漁師なのだそうです。 それから、気になるこのレストランのネーミングですが、2009年のあのスマトラ巨大地震によるそうです。 津波の被害はここペナンまで及びました。 この砂浜の上に建っていた木造の家屋は次々に流されてしまいます。人々はアラーの神によって守られたこの海上モスクに避難していました。それを見兼ねた政府は家を失くしてしまった人たちのために公団を建てました。家賃は一生無償で。 チャイニーズの言われによると、水の害を受けた建物は商売繁盛すると言うそうです。 だから皮肉にも毎日たくさんのお客さんで賑わっているのでしょうか。 それから、ワンちゃん連れにも寛容なレストランです。周りに猫ちゃんがたくさんいますけどね。
猫カフェとも言いましょうか。 心地よい風に吹かれに是非一度。 以上、Tsunami Villageのレポートでした。 ボンボーノ@ペナン
[…] 今日はまず、豪華な中華料理店をご紹介したいと思います。 Maple Palace (地図) 47Jalan Sultan Ahmad Shah, Georgetown, Pulau Pinang MALAYSIA 04-227-9640 […]
いいねいいね